PPEシステム

鉄塔での作業

通信機器や電線などの保守を行うために、鉄塔の頂上にアクセスする必要がありますが、そのために作業者は安全に登高する方法を身に着けなければなりません。
登高技術は鉄塔のタイプにより異なり、特に常設の垂直ライフラインがあるかどうかによっても異なります。

固定された垂直のライフラインがない鉄塔
■ 垂直のライフライン装置がない鉄塔の場合、作業者はフォールアレストハーネスまたはコンプリートハーネス EN 361 の胸部のアタッチメントポイントに連結したエネルギーアブソーバー付きY字型ランヤード EN 355 を使用しなければなりません。
鉄塔に連結したフックが同時に外れることのないように、常にどちらかのフックで確保し、一歩ずつ進んで下さい。(図1)

■ 鉄塔の上部に到達したら、作業者はロープで垂直ライフラインを設置し、EN 353-2 フォールアレスター(または)を使用して、作業者自身とライフラインを連結します。
この時点で、作業者は鉄塔を安全に登り降りすることができます。
登って作業をしている間は、落下率を低くおさえるために、フォールアレスターは、EN 361 のハーネスの胸部にあるアタッチメントポイントより上になければいけません。

< 重要 >
ロープの長さは、鉄塔の高さに比例していること。
一度作業する場所に到達した時、手放しで安全に作業できるようにワークポジショニング用調節型ランヤード EN 358 を使用して下さい。

< 注意 >
作業時には、作業者が要救助状態、特に万が一、意識を失ってしまった場合に素早く救助するためにレスキューキットが必要不可欠です。
作業時の高さに応じた長さのレスキューキットを用意して下さい。

①ワークシェル ⑦アクセスQR ②ワークテック140 ③フレックスABSコンビY ④コネクター ⑤エンドループ付ロープ 

⑥イージームーブ ⑦フィンチ ⑧SKR-2キット ⑨スパローレスキューキット

 

■ クリアランス域に達する前の初めの数メートルの間は、落下率は、1以下でなければなりません。
墜落の際に、エネルギーアブソーバーの伸長により、作業者が地面への激突を防ぐために、
EN 361 のハーネスのアタッチメントポイントが鉄塔にかけているフックより上にならないようにして下さい。