高所からの墜落より身を守るためのすべての保護システムとPPEシステムは、確実にアンカーポイントに固定される必要があります。
アンカーの種類の選択とそのポジショニングは高所作業を行う際、最も難点とされるものの1つで、作業者の安全はそれにより大きく左右されます。
アンカーには一般的に以下の3種類があります。
・ 人工アンカー:アンカーは作業者によって位置を変えることができます。(スリング、対風補強梁、トライポッド、ウエイトアンカーなど)
これらのアンカーは EN 795 に準じていなければならず、12kNの荷重に耐えることができなければなりません。
また、非金属アンカー(スリングやロープなど)に関しては、18kNまで耐えることができなければなりません。
・ 自然アンカー:現場に存在する自然創造物をアンカーとします。(樹木や岩など)
・ 構造物アンカー:作業者によって設定された常設アンカー(エクスパンションボルトやグルーインボルトなど)や建物の一部分や作業現場構造物(木造ビーム、ビーム、支柱)をアンカーとします。